甲28号証より

 陳述者本人のサインと捺印、自己紹介から始まり、証言をすることを誓っています。
 一部省略して書き出しします。

2 萌景との交際中の様子について


 私と萌景が交際を始めてからは、主に私の家に萌景が泊まりに来て遊んでいました。萌景はゲームが好きで私の家に泊まりに来た時は一緒にテレビゲームをして過ごすことが多かったです。萌景と喧嘩するようなことはあまりありませんでしたが、ゲームをしていて萌景がムキになって少し喧嘩になると言うことはよくありました。

 萌景は全日制の高校に進学することを希望していて、私が現在通っている城南高校に一緒に通うことを楽しみにしていました。萌景が亡くなった日も本当であれば一緒に高校の説明会に行く予定でした。

 萌景は普段は22時頃までアイドルの仕事をしていて仕事が終わると萌景から連絡が来て、私の家まで萌景が遊びに来ると言うようなことが多かったです。萌景の仕事は週5〜6くらいの頻度で入っていて、休みの日であっても営業のために出かけることがあったので、実際には休む暇がないように見えました。


 萌景は私と一緒にいるときにアイドル活動のことについてあまり話題に出そうとはしませんでした。
事務所から事務所の人に仕事の話をすることが禁止されていたのが理由だと思いますが、萌景自身あまり他人に弱みを見せようとする性格ではなかったのも影響していたと思います。

 ただ、それでも時折私に対して弱音や愚痴を話すことがあり、「愛の葉やめたい」と漏らすこともありました。私が何故なのか理由を尋ねると「リーダーでおるのがいや」というようなことを言っていました。


 3 3月20日の出来事について

 3月20日の出来事についてお話しします。この日はもともと、萌景が私の家に泊まりに来る予定でした。しかし、萌景が夕方くらいに「今日泊まりに行けないかもしれない」と連絡がありました。私は心配になり、萌景の家にまで行きました。私は、萌景のお母さんに連絡をして事情を聞いたところ、萌景のお母さんから「事務所から辛いことを言われて落ち込んでいるようなので励まして欲しい」と言われました。私は改めて萌景に電話をして家のまで来ていることを伝えました。その後、ようやく玄関にまで降りて来たので玄関でしばらく話をしました。

 萌景は「事務所からお金を借りることができなくなり、高校にも行けなくなってしまった」「私や他の友達にも申し訳ない」と言うことを話していました。そのときの萌景はいつも違い酷く落ち込んでいる様子でした。しばらくすると萌景のお母さんが帰って来て、玄関ではなく家の中で話をするように勧められたので私たちは萌景の家の中で話を続け、最終的には事務所も辞めて高校も諦めようと言う話になりました。


 その後、萌景のお母さんが私の家に泊まりに行ったらどうかと勧めてくれたこともあり、私と萌景は当初の予定通りに私の家に向かいました。私の家に着いたのは21時くらいだったと思います。私たちはいつものように部屋でゲームをして過ごしていました。すると萌景の携帯に着信が入ったようで、萌景は「社長からの電話だ」と言ってリビングへ移動していきました。

 すぐに要件が済むのかと思ったら電話が長引いているようだったので気になってリビングまで移動して萌景の様子を伺いました。電話の内容が込み入っていたようで萌景は電話を切らずにそのまま外に出ていき電話を続けました。大事な話なのかなと思い、私は部屋でゲームをしながら萌景が戻ってくるのを待っていました。

 しばらくすると萌景は電話を終えて部屋に戻って来ました。萌景に電話がかかって来てから部屋に戻って来るまで30分くらいだったと思います。萌景が私の家に遊びにきているときに仕事の電話がかかって来ることはそれまでにもありましたが、普段はもっと短い時間で済んでいました。今年は普段よりも長電話だったのが気になり、それとなくどんな話だったのか萌景に聞きました。

 萌景は「社長に裏切られた」と答えました。そしてすぐに、萌景の方から話題を反らすかのようにゲームをしようと言い出してきました。私は、電話の内容が気にな理ましたが、あまり触れられたくないのかなと思い、あえてそれ以上詮索はせずにそのままゲームをして過ごしました。ゲームをしている時の萌景の様子はいつも通りのように思えました。

 その後、萌景は疲れが溜まっていたのか、気がついたら先に寝入ってしまっていたので私もそのまま就寝しました。


 4 3月21日の出来事について


 翌日、私はいつも通り7時半くらいに起床しました。私が起きた時点では萌景はまだ寝ていましたが、私が朝風呂に入り出たくらいのタイミングで萌景も起床しました。その時の萌景はいつもと変わらないように思えました。
この日は10時から城南高校の説明会に参加する予定になっていたので9時頃私たちは家から車で出発しました。


 萌景は車の中でとても落ち込んでいる様子でした。この時の萌景は今まで見たことがないくらい落ち込みようだったのと言う印象です。母もそんな萌景を心配して色々と話しかけて励ましていました。そうしていく中で、萌景はが母に対して「お金を借りられなくなった」「社長に裏切られた」「愛の葉やめるなら一億円払えと社長から言われた」等と話を始めました。

 私はこの日萌景がなくなったことのショックが大きかったせいでか車の中での細かい言葉のやり取りや流れについてあまり詳細には覚えていません。ただ、萌景が「一億円払えと社長に言われた」等と話していたこと、今まで見たことがないくらい酷く落ち込んでいたことは印象的だったではっきりと覚えています。


 そのような話をしているうちに萌景の家に到着したので萌景を降ろして私たちは高校へ向かいました。高校へ向かう車の中で「萌景、心配だね」と言うような話を母としていたと思います。


 その後、11時くらいに萌景にLINEで「今日もイベントだよね」「イベント頑張れ」と言うようなメッセージを送りました。それからしばらくして、萌景から「今までありがとう」と言うメッセージが入ってました。私は、突然そんなことを言い出したのを疑問に思い、「どうした?」とメッセージを返しましたが、それ以上に返事はなかったので、萌景がどうしているのか気にかかっていました。


 私は、高校説明会の後に13時くらいにdocomoショップでスマホの機種変更の手続きをしていました。すると、萌景のお姉さんから私に電話がかかってきて萌景が亡くなったと言うことを伝えられました。私は、突然そのようなことを伝えられて驚きました。私は機種変更の手続きを終えてすぐに病院へ向かいました。病院で萌景の遺体を目にして私はあまりのショックでずっと泣いていました。その時のショックが大きくて病院でどのようなやり取りをしていたかはよく覚えていませんが、病院で警察から事情を聞かれたことや、萌景のお母さんと私の母が話をしていた記憶はあります。


 
5 萌景が亡くなった以降のことについて

 萌景の家族とは萌景が亡くなった後も定期的に会って交流を続けています。萌景の弟の〇〇くんが同姓と言うこともあり実の弟のように懐いているため、萌景にお線香をあげに行くついでに 〇〇くんと遊んで行くことが多いです。萌景のお母さんと萌景がなぜ亡くなってしまったのだろうかと言うような話をすることもあります。

 萌景がなぜ自殺してしまったの私にはかわかりません。萌景は普段からあまり本当の自分を見せようとしないところがあったので、気がつかないところで悩みを抱えて込んでいたのかもしれません。亡くなる前日に私がもっと萌景の異変に気がつくことができればよかったのにと今でもこう後悔しています。思い返して見ると亡くなる直前の萌景の様子はいつもの萌景と比べてもひどく落ち込んでいたと思うので直前に何かショックな出来事があったのではないかと思います。

 萌景が話していた内容から推察すると、高校に行けなくなったことに加えて社長から一億円払え等と酷いことを言われたことが影響しているのではないかと思います。

 実際に萌景と事務所や社長さんとの間でどのようなやり取りがあったかはわかりませんが、私は萌景が事務所を辞めたいと愚痴を聞いていたことや萌景が亡くなった日に社長から一億払えと言われたと言う発言を聞いたことは間違いありません。今後、必要であれば、裁判の場で証言をしても構いません。萌景の死について裁判の場で真実が明らかになることを願っています。


甲第110号証


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  雲第一号証
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