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被告弁護士、渥美陽子氏らの反論で報道検証① 貸付金と過重労働の食い違い


 農業アイドル大本萌景(おおもと・ほのか)さんの自殺によって、遺族が提訴したことで、多くのマスメディアがこの事件を取り上げました。萌景さんは2018年の3月21日になくなりました。

同年10月11日にご遺族が提訴を公表し、記者会見をしてから、被告側である萌景さんの元所属事務所の佐々木社長はHPにコメントを発表する他は沈黙を貫いていました。


 しかし、2019年2月18日に東京地裁で初の口頭弁論を迎え、新たに声明文を発表しました。

そしてこの日の閉廷後、被告側弁護団が記者会見を行い、今までのご遺族の主張を次々に覆す主張を行いました。

HUFFOOST「大本萌景さんの自死、「真実」求め遺族が裁判へ なぜ16歳のアイドルは追い込まれたのか」より、(以下、同記事とします)

 「訴状によると、イベントは拘束時間が長いケースでは、朝4時半に集合、解散が翌日の午前2時というケースすらあった。イベントあたりの拘束時間は、移動時間なども含めると1回当たり平均12時間を超えており、さらにはイベント終了後に社長宅で食事をするため、拘束が続くこともあったという。萌景さんは、高校に思うように通学できず、事務所からの「働け」というプレッシャーで自由に休むこともできない状況で働かされていたとあります。

 

 これらの報道について、原告側の主張を覆すべく、渥美弁護士らは18日に都内で報道発表を行い、このように話しました。


【拘束時間はつなぎ合わせ】

 

 「他のメンバーは保護者が送迎を行なっていたが、萌景さんは両親が送迎を行わない為に Hプロのスタッフが代わりに行っており、その送迎時間も含まれている。」

 

  「原告らは待機時間、自由時間、休息時間も「拘束時間」に含め、実際の主演時間が30分程度であるのに、イベントの時間中ずっと労働していたと訴えている。」

「午前4:30に集合したのと、午前2:00に解散したのは別のイベントの話。それぞれ一回あっただけのことを、(つなぎ合わせて)主張されている。 


 ※休息時間は労働時間に含まれるか?との論争がありますが、萌景さんの場合、「過重労働」があったのかなかったのか、が争点の一つとされていますから(裁判中の原告弁護団の発言)休息時間、自由時間も含めての拘束時間で過重労働があった、とするのは無理があるような気がします。

 

 萌景さんの場合、スタッフが送迎を行っていたとの事なので、スタッフの手持ちの仕事が終わるまで現場で待機していたような事もあったでしょう、その時間も含めて過重労働だとするのはいささか大げさすぎるように思います。



 【進学費用、貸付の撤回は”意趣返しなのか”】
 

 同記事「全日制高校への進学は、ほとんど実現しそうなところまで来ていた。萌景は念願が叶って合格し、2018222日に入学金3万円を、さらに31日に制服代など66000円を事務所側から借り受け、学校側に支払った。」入学金は支払われ、萌景さんは高校入学資格を得たのですから、あとは残りの費用を払うだけ。

 同記事「しかし、支払期限が翌日に迫った320日、萌景さんは、事務所スタッフに「お金をお貸しする事はできません!」と貸付を撤回されることになった。萌景さんの母・幸栄さんが317日、事務所に対して「娘は20198月末で契約更新をせず、グループを脱退させてもらう」と伝えたことの意趣返しだろうと、原告側は主張している。」

 とありますが、渥美弁護士らは「萌景と佐々木との間では、平成31年8月31日でマネジメント契約を終了することを同意していたので、単に萌景が契約を更新しない事を理由として。貸付を撤回するという事は有りえない。」と反論しています。

 全く食い違う両者の言い分、これは事務所側(被告)が裁判で契約書を出せば真相が分かると思いますが。 どちらが嘘をついているのか、親御さんの同意書や印鑑の確認でがきれば、はっきりするでしょう。

 
「事務所側が萌景さんに進学費用の貸付を撤回したのは、萌景さんが事務所を辞める事への意趣返し」この言葉が宙に浮いてしまっていて、これも裁判の行方を決める争点の一つになるかと思われます。

 また渥美弁護士らは、社員B(原告側が貸付を撤回して萌景さんを絶望させたとして被告の一人に入れている人物)が萌景さんに厳しく注意して進学費用の貸付を撤回したのは幸栄さんから事前に厳しく生活態度の乱れを注意するように要請を受けてのものだった、と主張しています。

 社員Bは萌景さんに貸付るための進学資金12万円を佐々木社長から萌景さんに渡してもらうために、佐々木社長の自宅まで届けていた、そして、社員Bは幸栄さんと萌景さんに対して今後の事をよく考えて必ず佐々木社長に連絡するようにと告げて、当日の(3月20日の夜)22:00頃にも確認の連絡を入れていた事も主張しています。

  【事務所側は貸付を撤回していない】

 渥美弁護士らの主張「Hプロはすでに入学金と制服代を萌景に貸しているのであるから、12万だけ貸さないという事は常識的に考えてもありえない。社員Bと佐々木は、萌景が今後の態度を改めると言って佐々木氏に連絡する事を、12万円を用意して待ち、この事を幸栄と萌景に伝えていた。Hプロが貸付を撤回したという事実はない。萌景と22:00頃に電話で話した佐々木は萌景に対して、社員 Bから金銭を預かっているからと何度も翻意するように説得したが、萌景は「お母さんと決めた事だから」と譲らなかった。
萌景さんが松山城南高校に進学しなかったのは、幸栄との話し合いの結果であり、Hプロが貸付を撤回したためではない。」

 ※萌景さんは中学不登校ながら、アイドル活動の傍、受験勉強に励み、見事、愛媛県松山市の松山城南高校に入学、Hプロ側は入学金と制服代を貸付け、萌景さんは高校に支払っているのですから、そのほかの資金を貸さないで萌景さんが高校入学の資格を失ってしまうのは、せっかく貸し付た資金をドブに捨ててしまうような事でしょう。

 社長さんが声明文で申しているように、「高校に合格した時は我が子のように嬉しかった」という気持ちが嘘でなければ、12万円の貸付を撤回するという事はない事だと考えられます。
この辺りは会話の録音でもない限りは「言った。言わない」の争いに終始しそうですが、原告側の主張「萌景が契約を更新しない事の意趣返しが貸付撤回の理由だ」という主張を、崩せるかどうかで、被告側の主張に裏付けが取れることになると思います。

 このように、今回の裁判は萌景さんに①過重労働があった②進学資金の貸付撤回の有無が争点とされていますが、その事を裏付ける証拠は全て事務所側が握っています。
逆にいうと、原告側の主張には証拠たる記録や主張の証明が出来にくいということになります。

 また同記事では「訴状では、「萌景は、精神的負荷によって正常な認識、行為選択能力が著しく阻害され、自死行為を思いとどまる精神的な抑制力が著しく阻害されている状態に陥り、自死を選択した」と指摘。他に自死の原因となるような事実・要因は一切なく、事務所側の不法行為や安全配慮義務違反がなければ、「萌景が自死に至ることはなかった」

 ※訴状を閲覧できていないので、これらのことを確認する事が出来ないのですが、原告側の主張は「萌景さんの自死の責任は全て事務所側にある、事務所の不法行為や安全配慮義務違反がその原因である」という事です。
ですので、やや極端な意見になってしまうのですが、原告側の主張が被告側の確かな証拠や証言によって全て覆されたら、逆説的に、萌景さんの自死の責任は原告側にあるという事になります。 

 もしこの記事の通りに「他に自死の原因となる事実・要因は一切ない」と萌景さんの死の原因を断定するのであれば、確かな事実関係の確認が必要とされますが、果たして、その断定の根拠を裁判長と傍聴者に鮮やかに示せる証拠が原告側に用意できるのでしょうか。

 本格的な争いはこれからですが、これらは訴訟前に準備しておくべきだったのでは、とこの裁判の正当性に対する疑惑はぬぐいきれないでいます。

 次回は「一億円発言とパワハラはあったのか?」です。
  



 

フィールド愛の和、原告と代理人、リーガルファンディングを別件で提訴する!

 


 

 萌景さんのご遺族が訴えた裁判では愛の葉Girlsの運営であったhプロの社長(当時)であった佐々木氏やそのスタッフ2名が訴えられていますが、そのほかにイベント会社である『フィールド愛の和』も訴えられています。


 大本萌景さんが在籍していたアイドルユニット愛の葉Girlsは事件後、『フィールド愛の和』に移籍しました。


 これに対して『フィールド愛の和』は名誉を傷つけられ、経済的損害を被ったとして、原告のご遺族と原告代理人である弁護士の方々と共に原告代理人の一人、望月弁護士が代表理事を務める「一般社団法人リーガルファンディング」も提訴しました。


 原告の裁判はクラウドファウンティング(以下 CF)ので行われいるのですが、そのHPで名誉を毀損されたと『フィールド愛の和』はTwitterで提訴を表明しました。


以下、Twitterで公表された『フィールド愛の和』の提訴のお知らせから、転載します。



 以下において、当社が本件訴訟を提起するに至った理由をご説明致します。


 当社は、平成30年6月1日、hプロジェクト株式会社(以下、「hプロジェクト」といいます)

から、hプロジェクトと当社との間で締結した「愛の葉Girlsタレント移籍契約書」に基づき、「愛の葉Girls」(以下「本ユニット」といいます)の移籍を受けました。


 その後、当社は、本ユニットにタレント活動を行わせていたところ、平成30年10月12日、突如として、大本萌景さんのご遺族により、損害賠償の訴えを起こされました。(平成30年(ワ)第37265事件。以下「別件訴訟」といいます。)。別件訴訟は、当社がhプロジェクトから本ユニットに関する事業の譲渡を受けたことにより、hプロジェクトがご遺族に対して負う損害賠償責務を「当然」に継承したとして、提起されたものです。


 また大本萌景さんのご遺族と訴訟代理人弁護士らは、提訴の前日に記者会見を行い、別件訴訟の提起について、訴訟の写しを配布するなどして、報道陣への告知を行いました。


 当社は、当社に対する別件訴訟の提起について、記者会見を通じ、初めて知りました。

当社は、提訴以前には、ご遺族側から、hプロジェクトから事業譲渡を受けたのか、債務引き受けを承諾したのかといった点については、一切問い合わせを受けておりません。


 上記のとおり、当社はユニット移籍先となったのみであり、hプロジェクトから事業の譲渡を受けたことはありません。それにもかかわらず、ご遺族側は当社が本ユニットについての事業を譲受けたとご主張されておりますが、その証拠としてご遺族が裁判所に提出された証拠は当社のホームページの写しのみです。


 また万が一、移籍契約の締結の事実が本ユニットについての事業の譲渡にあたるとしても、吸収合併等の場合とは異なり、事業の譲渡は、関係する債務を「当然に」継承させるものではありません。

事業に関して生じた債務が継承されるためには、これかを引き受ける意思表示が必要です。

しかし、当社は、これまでに、hプロジェクトの債務を引き受ける旨の意思表示をしたことは一切ございません。


 したがって、別件訴訟におけるご遺族の請求のうち、少なくとも当社に対する請求には理由がないことが明らかであったことから、当社は、ご遺族側に当社は、ご遺族側に対し、当社に対する訴訟の取り下げを行なっていただくことを打診しました。しかし、ご遺族側にご遺族側からは、取り下げの意思はないとのご回答がされました。


 別件訴訟の提起及び記者会見により、当社の社名及び代表取締役の指名がメディアSNS等に広く取り上げられ、当社の社会的信用は著しく低下しました。当社及びお取引様に対しては毎日のように誹謗中傷の電話やメールが送られ、インターネットには上には本ユニットの現在の活動を非難する書き込みが溢れました。


 またメディアからの昼夜を問わない取材により業務は停滞し、既にオファーされていた出演依頼についてもキャンセルが相次ぎました。別件訴訟の提起及び記者会見により当社が受けた損害は、名誉・信用という観点からも、経済的な観点からも相当に重大なものとなっております。


 また記者会見、別件訴訟の提起以後の騒動により、夢に向かって一生懸命レッスンや活動を頑張っていている本ユニットのメンバーが活躍する機会も奪われてしまいました。


 かかる経緯により、当社は、ご遺族のこれまでの対応も踏まえ、当社の失われた名誉・信用と被った経済的損害を回復するために、別件訴訟の提起記者会見を主体的に行なったとみられるご遺族及び別件訴訟の原告訴訟代理人、並びに、誤解を招く内容の説明文をホームページに掲載した一般社団法人リーガルファンディングを被告として、当社に対する謝罪を求めるととともに、損害の賠償を請求する訴訟を提起すべく判断に至りました。


 「当社は、何よりも、本ユニットのメンバーが心から安心して活動が出来るように、不当な提訴により失われた社会的信用を一日も早く取り戻すことこそが使命であると考えているものです。


なお、別件訴訟については、現在、訴訟記録の一部につき、閲覧等の制限の申し立てがなされています。このことにより、当該申し立ての当否の判断が確定するまでの間、暫定的に、裁判所に保管されている訴訟記録の全部につき、閲覧を制限することができなくなっています。


この閲覧等の制限の申し立ては、別件訴訟の原告である大本萌景さんのご遺族によるものであり、当社が行ったものではありません。


 また別件訴訟の訴訟費用は、本来、ご遺族自身によって賄われるべきものですが、別件訴訟の原告代理人である望月弁護士が代表理事を務める一般社団法人リーガルファンディングにより、クラウドファンディングの方法で集金が行われております。


当社は、訴訟費用をクラウドファンディングで募集すること自体を否定するものではありません。しかし、当社に対する訴えのように、何ら根拠もない請求について、通常であれば当然行うべき事前の調査や交渉も経ず、大々的な広報活動により活動資金を得て、安易に訴訟を提起するようなことは、到底許されるべきではないと考えております。


お引き取先様及び関係者の皆様にはご理解を賜りますと共に、今後も変わらなぬお付き合いをいただきますますよう、心よりお願い申し上げます。」
 
追記:裁判期日が決定しました。

 愛の和Girls公式Twitter 「AINOWAタレントteam」より

事件番号
東京地裁民事部24部
平成31年(ワ)第1450号 
謝罪広告等請求事件

裁判期日
平成31年3月27日(水)午前11時より、703号法廷
 


 「濫訴、不当訴訟とは」にこのような定義が書かれています。

不当提訴の要件

・提訴者の主張した権利又は法律関係が事実的、法律的根拠を欠くものである

・提訴者が上記のことを知りながら、又は通常人であれば容易にそのことを知り得たといえるのにあえて訴えを提起した

・訴えの提起が裁判制度の趣旨目的に照らして著しく相当性を欠くと認められる」  

 

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 (裁判は併合審になる可能性があり、期日も変わる可能性があります。)
 


農業アイドル自殺訴訟 傍聴記 大揺れ606号法廷!裁判長が原告側の閲覧制限に異例の苦言

 「農業アイドル」大本萌景(おおもと・ほのか)さんのご遺族が元所属事務所とメンバーの移籍先をパワハラと過重労働で訴えた裁判の第一回口頭弁論の傍聴に行ってきました。
当日は傍聴券が配られ、地裁前には人だかりができました。

 傍聴希望者は70名席は45
 期日:2019年2月18日
 場所:東京地裁606号法廷
 時間:午前11時から開廷
※関係者はお名前のわかる方を載せています、正しいお名前がわかり次第、追加いたします

 ◼️原告 大本茂氏(養父)幸栄さん(実母)可穂さん(実姉)弟さん(未成年)

 原告側代理人 羅針盤法律事務所 望月宣武 レイ法律事務所 佐藤大和氏 河西邦剛氏 
        向原総合法律事務所 向原栄大朗氏  
        弁護士法人ソーシャルワーカーズ千葉支所法律事務所くらふと 安井飛鳥氏

      

 

 ◼️被告 Hプロジェクト株式会社 佐々木貴浩氏(Hプロジェクト代表取締役) 
    社員A  社員B  株式会社フィールド愛の和(あいのわ)(愛の葉Girlsの移籍先)計5者
(被告側の主張によると、事業譲渡はなかったとの事)
 
 原告の請求:萌景さんの自殺は被告の事務所関係者らの行為が原因であるとして損害賠償を請求した。

 養父(4414万4792円)
 実母(4414万4792円)
 姉 (220万)
 弟 (220万)

 各原告が被告ら全員に対し、請求金額全額の連帯支払いを請求
 請求金額の合計は9268万9584円
                     
 
 被告側代理人

 あつみ法律事務所 渥美陽子氏 松永成高氏 宮西啓介氏 宮本祥平氏





 裁判長は民事7部 三木素子氏 裁判官 畑佳秀氏 山田裕貴氏 書記官 三輪均氏

 

 「原告涙の意見陳述」

 第一回口頭弁論に原告の方が現れ、意見陳述をしました。
第一回目は通常、お互いの書面の確認で終わる程度ですが、今回は原告の大本幸栄さんが喪服のような黒い装いで法廷に現れ、裁判長と傍聴者に涙ながらに我が子を失った悲しみを訴えました。

 「人の家庭に土足で踏み込んで・・・」 

 幸栄さんの意見陳述

 「佐々木社長は、不登校だった子どもの親の気持ちも知らず、人の家庭にズカズカと土足で踏み込んできたうえに、事務所を辞めたがっていた萌景を契約で縛り続けました。佐々木社長は全日の高校に行くという夢の種を萌景に手渡し、その種を萌景が育てて花の芽が期待によって日に日に膨らみ、ようやく花が開き始めたところで、理不尽に花を切り落としたように感じます、佐々木社長は、萌景を裏切ったのです。」
「アイドルと親の関係というのは、本当に複雑で一言では表せないものだと感じます。萌景はもう何をしても戻ってくることは二度とありません。」「萌景と同じような夢を持っているたくさんの子供たちに私たちと同じような悲しく苦しい思いをしてもらいたくありません。何より、真実を明らかにするためにこの訴訟を提起しました。裁判所におかれましてはどうぞ真実を明らかにし公平なご判断をしていただきますよう、よろしくお願い申し上げます。」

 「怒れる被告代理人、分割遺産相続の日付を教えて欲しい!」

 裁判は冒頭から荒れ模様になりました。
望月弁護士は裁判所の玄関前でCFの返金を求めるプラカードを持った女性に抗議されたので「次回は警備を強化してほしい」と裁判長に求め、渥美弁護士はフィールド愛の和への提訴を速やかに棄却して欲しい、とやや強い口調で裁判官に訴えました。原告の幸栄さんがすすり泣きを続ける中、被告側代理人の松永弁護士は原告席を指差して「訴状の閲覧制限の申し立てはそちらがしてますよね?」「分割遺産協議について、いつしたのか、日付を教えて欲しい」と原告側に強く詰め寄る展開に。

 萌景さんのお母様、
幸栄さんは再婚されていますから萌景さんには実父と養父(原告)がいます。
ですので、萌景さんが亡くなった事による遺失利益の損害賠償請求権は実父にもあります。
これを訴訟前に協議したのか、訴状に載せなくてはいけない、というような事を
松永弁護士は強く主張されていて、それを望月弁護士に問いただしていました。

 また姉や弟の請求には理由がなく「失当してる」として、その分の賠償金の減額を渥美弁護士が求めました。

 これに対して望月弁護士は分割遺産協議の日付について「それは、今答える意味がない、次回で確認して答えます」と答えたのですが、松永弁護士は「今ここに原告がいるのですから今聞けばいいじゃないですか!」と強く主張して、早くも「法廷闘争」の火花が散りました。

 まさに問いただすべき原告がせっかく遠方から上京して法廷に来ているのですから、その場で聞けば済むことなのに?と不思議な空気が法廷を漂いました。まるでそこに原告が存在していないかのようです。
これに裁判長がとりなすように割って入り、被告側が出した答弁書への返事と共に、次回に持ち越されました。

 「
過重労働の内容について証拠提出を求める原告代理人」

 また、原告側代理人は「加重労働も争点の一つ」だとして「エンジェルタッチなどのスケジュールはそちら側にあり、内容は分からない」と被告側に生前の萌景さんのスケジュールを提出するよう求めました。それに対し「スケジュールについては確認するが(
過重労働の)証明はできない!」と原告側の不手際に舌鋒鋭く、迫力ある渥美弁護士の答弁が法廷内に響き渡りました。

「裁判長、閲覧制限に苦言」

 今回の裁判の問題視すべき特徴は訴状に閲覧制限の申し立てがかけられ、訴状が一般非公開になったことです。民事訴訟法では、第91条により「何人も、裁判官に対し、訴訟記録の閲覧を請求する事ができる。」と示されています。

 ですので、裁判所は求められれば、裁判の第三者であっても、所定の手続きを踏むと訴状の閲覧を許可しなくてはいけません。しかし今回は原告側により、訴状の閲覧を制限する申し立てがなされました。よって現在は非公開です。

 訴状の中身を読まないと原告の請求内容を理解することができませんし、訴状を読みながら、被告側の答弁書も読まないと、裁判の全体像が理解できません。

 肝心の訴状は閲覧不可の状態で、原告側が大々的に記者会見をするというのは順序が違うと思いますし、原告側は裁判費用をクラウドファンディング(募金)で賄っていますが、支援者に対して情報開示してないという事になります。CFの会員サイトにも訴状は掲載されてないという事でした。

 よって当然のことながら、「訴状はいつ読めるのか?」という問い合わせが裁判所に向かいます。

 これらの事態を憂慮したのか、裁判長自ら原告に「社会的に関心が高い案件で、訴状の閲覧について、問い合わせが閲覧係に多く寄せられている」として訴状が速やかに開示ができるよう原告側に協力をして欲しいと要請しました。

 再三に渡った裁判長の苦言に対して望月弁護士は「戸籍謄本や固有名詞などの個人情報があるので・・・」と言葉を濁し、それに対して、裁判長は「3週間くらいでお願いしたい、3月11日までにマスキングをしたものを裁判所に提出すること、4月15日までに開示できるように」としっかりと約束させました。

 「原告側、防戦一方、旗色悪し」

 傍聴して一番驚いたのは最初に訴状の閲覧制限の申し立てがされていると第三者に確認されたのは昨年の12月18日です。2月18日の裁判初日まで、原告側は2ヶ月もの間、開示の処置を取っていなかったのか、ということでした。

 また被告側からの「提訴前に萌景さんの実父と養父、実母で分割遺産協議をしたのか?」という指摘は原告側にとって痛恨の一撃だったようです。提訴前に遺産分割協議が済んでいないと、提訴自体が無効になる可能性もあるそうです。

 原告側が被告側の攻撃に対して防御一方で非常に旗色が悪いように見えました。
被告側代理人の渥美弁護士は「萌景さんが亡くなった責任が事務所側にあるという事を原告側で証明する必要がある」と訴えています。

 それについて、原告側の弁護団は充分に証拠を用意していないのではないかという感想を傍聴して強く持ちました。「アイドルがパワハラ過重労働で自殺」というセンセーショナルな言葉だけがマスコミに一人歩きしていき、肝心の裁判では原告側の手続きの不備と証拠の不全を、被告側から矢継ぎ早に指摘されるばかりでした。

 次回は原告側が萌景さんの分割遺産協議を二分割にした根拠とその日付、被告側に萌景さんの自殺を予見することが可能だったとする根拠の他、被告フィールド愛の和が 
Hプロジェクトの債務を継承した根拠を立証するように求められていますので、次回の期日までに証拠を揃え、準備書面を提出するようです。


 3月11日以降、4月15日までには訴状が一般公開される事になるようです。萌景さん自殺の真相はその中に隠されているのでしょうか?今はとにかく、切実に訴状の開示が待たれます。 

 


 

 次回第2回口頭弁論期日4月22日((月)午後3時30分に606号法廷にて開廷です。




 


大本萌景さんの裁判の謎 愛の和も何故か提訴される

 大本萌景(おおもと・ほのか)さんの死の真相自体、多くの謎があり、明日から裁判が始まります。
そして裁判の成り立ち自体についても様々な疑問点があります。

 その一つに「無関係の事務所が訴訟に巻き込まれている」と言うことです。
ご遺族の訴えは訴状に書かれていますが、現在は閲覧制限の審議中で確認する事が出来ないのですが、
被告(訴えられた方)に元愛の葉(えのは)Girlsの移籍先の事務所まで入ってるのです。

 萌景さんが亡くなったのが2018年の3月22日。
元愛の葉(えのは)Girlsたちが移籍したのが「株式会社フィールド 愛の和」です。
HPには「『愛の葉Girls』は2018年6月1日より弊社所属となり活動いたします」と報告されています。つまり、萌景さんが亡くなった約三ヶ月後に移籍したのですが、その移籍先まで訴えられています。

 仮に、萌景さんの死の責任が元所属事務所の「愛の葉」にあると仮定しても、移籍したメンバーがいるからと訴えるのは理解に苦しみます。

 原告側の主張では、愛の和(えのわ)は、愛の葉Girlsに関する事業の譲渡を受けたので、hプロが負う損害賠償責務を当然に継承した、という事ですが萌景さんが亡くなった後の移籍先に「責任・責務」が継承されたり、発生するものなのでしょうか?(これについての詳しい譲渡内容が下記リンクに掲載しています)

 被告となったフィールド愛の和の公式Twitter「イベント会社フィールド愛の和」では、このように裁判の不当性を訴えています。

 「「愛の葉」農園などは「愛の葉」の版権は現在もhプロジェクトさんが持っています。今回当社が譲渡をして貰ったのは「愛の葉Girls」の使用権のみ購入しました。hプロジェクト株式会社の譲渡を受けた訳ではありません。会社は別会社です。なぜ負債を受け継ぐ会社として当社を提訴したのかわかりません。」


 当然といいますか、「愛の和」の事務所はご遺族を提訴(民事訴訟で訴える事)しました。
こちらに、別項で意見表明を転載しています。(被告、原告に関わらず、当事者から抗議があった場合、予告なく記事を削除する場合がありますので、ご了承ください)

 フィールド愛の和リーガルファンディングを訴えた経緯

 

 


萌景さんの入学にまつわる謎について

 沢山の疑問点があるこの裁判ですが、色々とおかしな事があります。

 例えば、 Twitterで「ゆりあ」さんと言うアカウント名の方がご遺族の代理人である弁護士に「入学金は支払われたのか?」と聞くとブロックされてしまいます。

 さらに不思議なのは昨年10月11日に行われた記者会見でお母様の幸栄さんが 「入学金を納める前日、事務所側が貸付を拒否した」と述べられていたことです。

 事務所側が萌景さんの学費前借りについて一旦「お金は貸せない」としたのは3月20日、死の直前です。(事務所側は萌景さんに生活態度を改めてもらうように厳しい態度で接したと言う事ですが、お金は事務所側は用意していました)なので「貸付を拒否した」と言う表現も妥当ではないような気がいたします。

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 萌景さんが合格した愛媛県松山市の城南高校は入学金の期限が1月の終わり〜から2月28日にかけてのようです。

 ですので、萌景さんが亡くなったのは3月21日ですからその前日に入学金の貸付を拒否したと言うのはおかしな話です。(城南高校HPより)

 さらに「入学金」をキーワードにして検索すると、こちらの記事がヒットしました。

「農業アイドル」の死、背景にパワハラと遺族が所属事務所を提訴へ

https://www.buzzfeed.com/jp/takumiharimaya/20181011

 こちらでは入学金は支払われています。
支払ったのなら、昨年10月11日の会見で「入学金を納める前日 事務所側貸付を拒否」と発言したのは矛盾が生じます。

 
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 萌景さんは一般入試合格者でしょうから、入学金の支払い期限は2月28日でしょう
そして施設充実費が3月22日前後。

 萌景さんが入学するはずだった平成30年の入学手続きの日取りはそんなに大きくずれないと思います。
 これはミヤネ屋が萌景さんの亡くなるまでの事務所との交渉をまとめたものです。
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大本萌景さん夭逝後のご遺族の挙動について疑問点

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 2018年3月21日に大本萌景さんが亡くなり、その死後、ご遺族が取られた行動に疑問の
声が上がっています。

 ①萌景さんの姉、可穂さんのTwitter開設時刻が早すぎると言うのです。

 萌景さんは21日の13時過ぎに帰宅した母親の幸栄さんが発見しています。
可穂さんがカウントを開設したのが2018年の3月21日16:24:38秒と記録されています。
つまり萌景さんが亡くなってから約3時間後に開設されたのです。

 これについては「悲しみのあまり・・・」や「妹の死を多くの人に伝えたい」からだと言う解釈もできます。ただ、非日常の悲しみに襲われている人間としてはいささかおかしな行動だともいえるでしょう。

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 ②萌景さんの友人を名乗る「あすか」なる人物の「事務所に裏切られた」とする情報拡散行為
このアカウントは現在削除されています。

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 あすかさんは「親族の方々から事実を知らせることをお願いされました」とツィートされています。
投稿された日付を見ると、2018年3月22日8:28となっています。
萌景さんが午後一時過ぎに亡くなったのが発見されてその翌朝に投稿されています。

 警察発表によると、遺書はなかった、と言うことですが、何故ご遺族がいち早く「萌景さんの友人」に
「事務所から裏切られた 」と発信をお願いしているのでしょうか。

 萌景さんは亡くなる前日に「助けて」とお友達にLINE?
気になりますね、隠れて居てくれたら、ともありますが、萌景さんは隠れなければいけないような何か危険な目に遭っていたのか?16歳の女の子に「隠れて居て」と母親が願うこととは何だったのでしょうか?




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ギャラリー
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