大本萌景さんの裁判、コロナ禍下の中で動きがありました。
大本事件の第一訴訟(ご遺族が元所属事務所のHプロジェクトと関係者を訴えた裁判)の訴状ほか、裁判資料が閲覧制限されていましたが、この度、被告であるHプロジェクトのHPで却下されたことが報告されました。
これにご遺族が不服申し立てをしており、まだ全ての資料が閲覧できるか予断を許さない状態です。
http://ehime-hpro.com/index20200617.html
画像提供 いどちゃん @ido_nikon さんより〜
2016年8月21日イベントでポーズをとる在りし日の萌景さん。

閲覧制限が解除されて、裁判資料が閲覧できるようになったら、訴状と甲号証の著しい矛盾、「訴状の体をなしてない」と言われた「伝説の訴状」の部分を確認してください。
甲20号証が何を意味してるのか。
第一訴訟の訴状11Pには
「(ア)平成29年8月30日、萌景が被告Sに対し本件グループから脱退したい旨を伝えた際、被告Oは「次また寝ぼけたこと言い出したらマジでぶん殴る」とメッセージを送信した。」(甲20号証)
とありますが、萌景さんは脱退したいなんて言ってませんから。
このパワハラの訴え自体が嘘なんです。(訴状に嘘を書きますかねぇ、ありえないです)

特に最近の資料で出された「甲第140号証から甲第142号証」についてですが、これは遺族側の担当弁護士らが被告H社の元社員3名が供述した内容を、聴取報告書として裁判所に提出したものです。
これに対して「私たち、そんなこと、言ってはいません!!」とする反論陳述書が被告側から記名捺印入りで出されています。
ぜひ、これも読み比べて見てください。すごいですよ。
あと、「100日後国連に出れるワニ」や「月九に出してあげる」も乞うご期待です!
2020年4月7日、中国武漢で発生したコロナウイルのパンデミックで、日本国内において、内閣総理大臣が「緊急事態宣言」を発令しました。これを受けて、多くの商業施設が営業を自粛し、都心に人が集まる東京の裁判所もその機能を停止させました。裁判期日は軒並み取り消しになり、再開の目処は立っておりません。
聞くところによると、五月の期日も取り消しになるようです。
向こう一月は裁判が開かれない可能性を思うと、この裁判傍聴ブログも機能できないのでしばらくの間、おやすみさせることにしました。
今後のことを考えると、今までのように大本事件全ての裁判を傍聴できるかどうか分かりませんし、この事件に濃密に関わることができるかどうか、今のところ予想がつかない状態です。
私自身がコロナにかかる可能性もありますし。
皆様も三密を避けて、うがい手洗い、活動自粛に注意なさってお過ごしください。
※16日夜、緊急事態宣言は全国の都道府県に拡大されました。
2020年3月24日、東京地裁517号法廷にて、大本事件の第三訴訟第四回口頭弁論が開かれました。傍聴人は四人。(内容は賃金未払い訴訟です)
昨年末から、感染被害が拡大したコロナウイルスの影響で傍聴席に「使用禁止」の張り紙があちこちに置かれました。これは傍聴者が接触しないように間隔を空けて座らせる配慮だと思います。
私の長い傍聴歴でもこんなことは初めての事で、張り紙の席数の確認と傍聴者に注意事項を述べるために事務方があちこち走り回っており、何とかこの未曾有のパンデミックから裁判所を守ろうと、大変な努力と注意を払っているのが短い傍聴時間でもひしひしと伝わりました。
原告側(遺族側)は河西弁護士と佐藤大和弁護士の2名。
被告側(事務所側)は渥美弁護士と松永弁護士の2名。(松永弁護士はノーマスク!)(ここ、試験に出ます!)
内容に大きな進展はなく、萌景さんがHプロで働いていた事に労働契約性が生じるかの争いになっているという事と、よく聞き取れなかったのですが、グループからの離脱の自由があったのか、というところでも契約の妥当性などが争われるようです。
一つ気になったのは、萌景さんが運動会とイベントが重なり、被告に「休みたい」と申し出ても許してもらえなかった等の問題があったが、結局は時間調整をして運動会に出れていたことや、正月も休みがなかった、という原告の主張に対して被告側から「そもそもイベント自体が正月に入ってなかった」との反論が出たようで、第三訴訟でも原告弁護団は萌景さんの被告・ Hプロでの勤務実態をよく把握してないのではないかという疑いがさらに深くなりました。
それから、原告が主張する萌景さんが過酷な労働環境にさらされていた、という理由の一つに、グループ活動の罰則規定があります。しかし、これは地元の方からの情報提供で愛の葉Girlsのメンバー同士で細かな取り決めをしていたので、被告事務所の強制ではなかったという事です。なので訴状に書いている内容と実際聞くグループ活動は相当にイメージが異なる内容になっています。
それから、またしても、というか原告側の準備書面の書き方に対して裁判長から注意がでました。
私は第一訴訟から第四訴訟まで大本事件の殆どの裁判を傍聴していますが、ERAの弁護士らはいずれも毎回、裁判長から弁論の進め方、準備書面の書き方、提出の遅れについて、注意を受けています。
次回の裁判期日ですが、弁論準備手続きという事で非公開になるようです。
一度裁判所に問い合わせて次次回期日を改めて書き込みします。
2020年3月3日、午前十時から東京地裁806号法廷にて大本事件・第四訴訟の第二回口頭弁論が開かれました。傍聴者は七人。
民事第48部 合議A係
裁判長 氏本厚司
裁判官 鈴木友一
裁判官 西條壮優
書記官 上木麻里衣
原告・愛媛県松山市の農業法人「 hプロジェクト」の代表取締役、佐々木貴浩氏
被告・大本家のご両親と日本エンターテイナーライツ協会(ERA)一般社団法人リーガルファンディング、他個人としての名誉毀損として望月宣武弁護士。
筆頭被告は「芸能人の権利を守る 日本エンターテイナーライツ協会(ERA)」でした。
原告代理人・渥美陽子弁護士、松永成高弁護士 、宮西啓介弁護士
被告代理人・大本夫妻の代理人 森伸恵弁護士 ERAの代理人 西畑博仁弁護士
今回が実質的な第一回口頭弁論ということで大きな動きはなったのですが、特筆するのは、裁判長の被告側の牛歩戦術を牽制する仕切りが見事だったということです。被告側は証拠提出の準備期間を「二ヶ月」と申請しましたが裁判長にあっさりと一月半に抑えられてしまいました。
この裁判は被告が原告の名誉を傷つけ、社会的評価を低下させたという事への損害賠償請求事件です。
ですので、被告側は第一訴訟での主張に真実相当性があり、訴えは正当なものだったと主張して原告の訴えを退けなければなりません。
なので当然の訴訟進行として、裁判長は進行中の第一訴訟での「被告の主張に真実相当性がある」事を立証せよ、その証拠を出せと、いう指揮をとります。そしてその準備期間は「二ヶ月くらいかかる」と被告側代理人が答えると「そんなにかかるの?」と訝しみ、「証拠を小出しにしないでね!」ときっぱりと牛歩の道を塞ぎました。
第一訴訟での被告(第一訴訟の原告/ご遺族側)のやり方は牛歩なのでは、との声が上がっていましたが、どういう察知能力なのか、第四訴訟ではその道は塞がれました。第四は思ったよりも早く進みそうです。
被告側の代理人弁護士が「甲号証は400あり、乙号証は270ある」と証拠提出準備の困難さを裁判長に訴えると裁判長は眉を顰めました。裁判の争点を立証する甲号証は多ければ良い...という事ではなく、この争点の主張の裏付けはこれ!こちらの争点の主張の裏付けはこれ!というように裁判官に的確で最有力の証拠を選抜して素早く提出、良い判決をもらうのが優秀な弁護士としての、腕の見せ所のはずですが...
これに原告代理人弁護士の松永弁護士が「しかもその甲号証のほとんどはLineの写しです」と裁判長に主張してこれはやはり、被告側の真実相当性を立証する証拠の裏付けが薄いかもしれない...という事が伺われました。
第一訴訟の内容が本件裁判と重複しているか?などのへの質疑応答が続きました。裁判長は現在の訴訟進行状況を渥美弁護士に聞き、渥美弁護士はメモを見ながら(第一訴訟について)「人証の申請が行われ、これから意見陳述です」と答えました。裁判長は訴訟進行が遅い... というような感想を述べ、「次はいつ?」との問いに宮西弁護士が「4月10日です」と答え、それに合わせて裁判長は被告側の第一訴訟での主張の真実相当性を立証する証拠提出期限を4月10日と区切り、次回期日を決めてこの日の口頭弁論は終了しました。
🔶次回期日2020年4月21日(火)
午後一時十五分から806号法廷で
開廷予定です。
お時間ある方は傍聴にご参集を!!
2020年2月10日、午後2時から東京地裁501号法廷にて、大本事件・第一訴訟の第六回口頭弁論が開かれました。(内容は証拠調べです)(次回期日と法廷番号は一度調べ直して、期日近くに書き直します)
出廷は原告の大本幸栄さん、ERA弁護団のうち望月宣武、佐藤大和、河西邦剛の各弁護士。
被告側は渥美陽子、松永成高、西宮啓介の各弁護士が証拠調べに臨みました。
傍聴席は9席が満席となりました。
第一訴訟は原告が大本萌景さんのご遺族側(大本家、ERAの代表理事弁護士ら)、被告が事務所側(Hプロジェクト、あつみ法律事務所の弁護士ら)で、約9千万円の損害賠償を求めて争っています。
第一回口頭弁論でご遺族の意見陳述が行われた他、現在は双方が提出した証拠調べが進んでいます。(被告側はこの訴訟は事実無根だとして昨年10月11日に記者会見を開き、名誉毀損で原告を訴えています)
【精神医の意見書が出される】
今回は原告側から待ちに待った精神科医の意見書が原本で提出されたようです。昨年の9月から出す出すと言われていた青少年の自殺にまつわる精神医の意見書です。
そして、被告側から証拠のLINE画像をテキスト化して出してはどうか?などの証拠の出し方など細かいやり取りがありました。
裁判長は原告から精神医の意見書とその主張が出され、萌景さんがリーダーになってから、一月頃から亡くなるまでのところを主要な争点として移し、それへの反論を被告にしてもらったら、(双方の主張の)大筋のところは終わるとの見解を示しました。
【被告側は原告・大本茂さんの出廷を申請したいと】
渥美弁護士は「今回出した陳述書の他、次回までに陳述書(元従業員の陳述書)を出して人証の申し出まで考えています。」と今後の流れを裁判長に伝え、裁判長は「SさんOさんTさん、ともう一人くらい...?」と促しました。
被告側は証人として呼ぶリストにSさんOさんTさんとあと一人、と、もう一人くらいは考えてているようでした。そして渥美弁護士は「原告さんの方で人証の申し出を進めてほしいと」申し出ました。裁判長は原告の人証ついて、「お母さんは当然としてどなたあたり?」と選定を確認しました。
これに対して望月弁護士は「一億円発言を聞いた親子」として二人の証人を出廷させたい意向を示しまし、渥美弁護士は「原告側の方でお父様の大本茂さんについて、申請ないということであれば、こちらが申請したい」と要望を出しました。
【原告側が出した聴取報告書の真正を争う】
被告側は原告側が出した聴取報告書甲91〜93(IさんMさんHさんの聴取報告書について)信用性を争うようです。原告側の望月弁護士は聴取報告書と被告側の陳述書の内容が相反している、と言うような事を述べられ、聴取した人物の人証申請について、対象人物の住所がわからないので申請ができないような事を話し、申請するのであれば、当事者照会をかけます、との意見でした。
松永弁護士から「(原告側が作った)聴取報告書の方が信用性があると言う事なのか?」と聞かれた望月弁護士は「もちろんです」と即答しました。
被告側の渥美弁護士は原告側の聴取報告書の聴取に応じたIさんを証人として出廷させたい様子です。
原告側の聴取に応じた人間を被告側の有利な証人として呼ぶ?中々珍しいケースになりそうです。
実現すれば、謎の人物、大本茂さんの出廷とともに、聴取報告書の真正を問われる証人尋問が行われることなり、原告側が追及されるような証言が飛び出して来るかもしれません。
尚、裁判長によると、裁判所としては原告被告が出した人証の申請がすぐに採用という事にならないようで、裁判所が誰を(証人として)聞きたいか、次次回までに検討したいので次回は(証人として必要な人物だという)材料をもらいたいとの事でした。
三月末くらいまでに被告側から新たに陳述書が出されるとのこと。
次回期日4月10日午後3時から
501号法廷
※訴状と答弁書はマスキングされた状態で閲覧できますが、甲号証などは原告側の申請により未だ閲覧不可です。

現在、大本萌景さんの自死の責任を巡って、東京地裁では三つの裁判が同時進行している。
原告と被告が入り乱れて訴訟合戦が繰り広げられており、その第一と第三訴訟の被告側弁護、 第四訴訟の原告側弁護を担当している「あつみ法律事務所」の代表・渥美陽子弁護士が写真週刊誌「FLASH」で妖艶なコスプレ姿でグラビアに初挑戦し、大本事件のウオッチャー達を喜ばせた。
(現在進行の訴訟内容は表1を参照の事)
渥美陽子氏は俳優の高畑裕太さんが逮捕された事件を担当し、不起訴を勝ち取った弁護士として一躍名を馳せた。
高畑裕太の弁護士「悪質な事件ではなかった」(ハフィントンポスト)
「高畑裕太の美人弁護士32歳で独立のストーリー明かす」デイリー新潮 など。
そして2020年1月21日発売の写真週刊誌「FLASH」で艶やかなコスプレ姿を披露し、告知や紙面を見た大本事件のウオッチャー達からは「やっぱり美人だ」「猫耳が可愛い」「💖」などの感想がSNS上に相次いだ。
「気鋭の美人弁護士・渥美陽子氏は法曹界一艶やかなコスプレーヤーだった!」(東スポWeb)
https://twitter.com/atsumilaw/status/1223422488563970048
やや中だるみだった大本事件も担当弁護士である渥美陽子氏のコスプレ姿で再び衆目を集める事になりそうだ。「猫耳でない弁護士姿の渥美先生が見たい」という方はこちらに裁判スケジュールがあります。
ここに来れば会える!渥美陽子先生が担当する大本事件!年内裁判スケジュール!
http://cloudqq.livedoor.blog/archives/21075755.html
表1裁判進行状況
第一訴訟 大本萌景さんのご遺族とERAの弁護団が萌景さんの自殺の責任を求めてHプロジェクトを訴えた裁判
進行中【渥美陽子弁護士が被告側弁護を担当】
第二訴訟 愛の葉Girlsが萌景さんの死後、移籍した広告代理店、兼イベント会社の「株式会社フィールド愛の和」がご遺族とERA、リーガルファンディングを訴えた裁判。これは第一訴訟の被告から外れたことで、取り下げです。
第三訴訟 大本萌景さんのご遺族が賃金未払い訴訟でHプロジェクトを訴えた裁判 進行中
【渥美陽子弁護士が被告側弁護を担当】
第四訴訟 Hプロジェクトが第一訴訟は事実無根だとして、ご遺族と ERA、一般社団法人リーガルファンディングを訴えた裁判。望月宣武弁護士が原告の名誉を毀損したとして個別に33万円の損害賠償請求されています。
進行中【渥美陽子弁護士が原告側弁護を担当】
一般社団法人リーガルファンディング
日本エンターテナーライツ協会(ERA)

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